Microsoftが手掛ける据置型ゲーム機のXbox!高価買取のポイントは?
Xboxはマイクロソフトから発売された家庭用据置ゲーム機です。家庭用ゲーム機は世代交代が早いため、売却して最新型に買い替えたい方も多いでしょう。売却時にひと工夫することで、高額査定がつくこともあります。この記事では、Xboxシリーズの詳細に加え、買取相場を詳しく説明していますので参考にしてください。
Xboxシリーズとは
Xboxシリーズは、パソコン用OSの雄であるMicrosoftにより開発された家庭用据置型ゲーム機です。まずはXboxシリーズの特徴について確認していきましょう。
高いスペック
Xboxシリーズのスペックは、同世代のゲーム機とくらべておおむね上回っています。高いスペックは、高い処理能力を求められる次世代ゲームに必須です。Xboxで遊ぶことで、日常生活では感じることのできない、すばらしい体験ができるでしょう。
ネットワークの活用に秀でる
Xboxシリーズは、ユーザー同士のコミュニケーションやパソコンとのソフト共有、ゲームのサブスクリプションなど、ネットワークを活用したサービスが多数用意されています。日本においてオンラインゲームが低調であった時代からサービスを続けてきたため、実績は非常に豊富です。ネットワークの活用に秀でているため、オンラインでゲームを楽しみたいユーザーにメリットの多い機種です。
互換性が高い
Xboxシリーズは、高い互換性が確保されているため、最新モデルでも過去作を楽しめる可能性が高いです。過去作も楽しみたいユーザーにとってはうれしい機能です。
Xboxシリーズの種類
Xboxシリーズは2002年に発売されてから、大きく4種類存在します。それぞれの特徴を理解して高価買取につなげましょう。
Xbox
Xboxシリーズの初代である「Xbox」は、2002年の発売です。パソコンのOSでほぼ独占状態にあったMicrosoftの本格参入とあって、大変話題となりました。スペックは非常に高く、当時のパソコンにも匹敵するものでした。本体のみでネットに接続できるXboxネットワークは、オンラインゲーム黎明期にプレイヤー同士のコミュニケーションを想定したものであり、当時は大変戦略的な取り組みであったといえるでしょう。
Windowsの開発環境であるDirectXを採用することで、ソニーの同世代ゲーム機であるPlayStation2にくらべ、開発しやすいことがメリットでした。開発しやすい開発環境の提示は、後のスマートフォンによるインディゲーム開発の下地を作ったともいえるでしょう。
Xbox360
Xboxシリーズの2代目である「Xbox360」は、2005年の発売です。ソニーの同世代のゲーム機であるPlayStation3よりも早く市場に投入されたことで、世界の累計販売でPlayStation3を上回るヒットを記録しました。
ハードディスク容量を変えた複数のモデルで展開し、日本での台数はPlayStation3におよばないものの、日本での市場規模を3倍程度拡大するなど、一定の成功を収めました。Xboxから引き継がれた開発のしやすさと、ゲームに特化したバランスのよい性能、Xboxソフトの豊富な互換性など、多くのメリットがあるモデルです。
しかし、このころからゲーム業界の高スペック路線は転換期を迎えます。2004年に任天堂から発売したニンテンドーDSの登場により、ゲームは一般人に一気に広がりました。一方、据置型ゲーム機は需要を減らしたため、Xbox360シリーズはコアゲーマーに向けた戦略を余儀なくされます。
Xbox ONE
Xboxシリーズの3代目である「Xbox ONE」は、2014年の発売です。コアゲーマーに向けたさらなるグラフィックの向上、処理速度の向上に加え、旧機種との高い互換性をめざした機種です。特に、パソコンとのプラットフォームの垣根を撤廃し、一方で購入すればどちらでも遊べるのは、OS会社ならではのメリットを活かしたサービスではないでしょうか。
スタンダードなXbox ONEを基本に、映像出力やパフォーマンスが強化されたXbox ONE S、Xbox ONE Xの3ラインに加え、光学ドライブを廃したXbox ONE S All Digital Editionも発売されました。また、ストレージも旧機種から大幅に強化され、500GBか1TBのハードディスクを搭載しています。ゲームの販売方法としてメジャーとなったダウンロード販売に対応できる容量を十分備えています。
しかし、2000年代後半からのスマートフォンにシェアを奪われた日本のゲーム市場は、ソニーのPlayStation4とともにメインストリームではなくなり「より高画質に、より処理速度を早く」進化していきました。
Xbox Series X/S
Xboxシリーズの最新作である「Xbox Series X/S」は、2020年の発売です。Xbox ONE Xにくらべ4倍の処理能力を誇るXbox Series Xと、光学ドライブを廃したためサイズが小さく、解像度を抑えたXbox Series Sを展開しています。シリーズの互換性は確保されているため、過去作も十分に楽しむことが可能です。より高画質に、より早い処理速度を実現した最新機種の、これからの動向が注目されています。
Xboxシリーズの買取相場
では、Xboxシリーズの買取相場を確認していきましょう。スマートフォンでは難しい、複雑な処理が必要な迫力あるゲームがプレイでき、互換性も高いため、中古でも一定の需要があります。モデルごとに価格が違うため注意しましょう。
Xbox
Xboxの買取相場は、3,000円ほどです。互換性が優秀であるため、最初期の機種を購入するメリットは価格しかありません。価格が低いのは妥当といえるでしょう。
Xbox360
Xbox360の買取相場は、ハードディスク250GBのモデルで14,000円ほどです。日本での市場を拡大させ、日本メーカーのソフトも多かった時代の本体です。非常にハードのバランスがよいXbox360は人気が高いため、高額の買取価格が期待できます。なかでも、Xbox360 Sと呼ばれるスリムタイプは、Wi-Fiが搭載されたことで大変人気があり、45,000円ほどの高額査定が期待できるモデルです。
Xbox ONE
Xbox ONEの買取相場は27,000円、Xbox ONE Sの買取相場は22,000円、Xbox ONE Xは20,000円ほどです。Xbox ONEの時代はハードディスク容量も多く、最新スペックで楽しむことを目的としなければ、スペックは申し分ありません。そのため、Xbox ONEシリーズは回転率が高く人気があると考えられます。
Xbox Series X/S
Xbox Series Xの買取相場は31,000円、Xbox Series Sの買取相場は20,000円ほどです。2020年発売のXbox Series X/Sは最新機種であるため、高額査定が期待できます。高額買取のポイントをしっかりと把握し、減額されないように注意しましょう。
Xboxシリーズの高価買取のポイント
ゲーム機は、状態が基準を下回ると買取価格が下落する傾向があります。店が最も重視しているのは、動作に問題がないことです。故障するとゲームができないため、買取されないこともあります。
また、付属品がそろっていることも重要です。モデルによっては、HDMIケーブルが付属しているものもあり、欠品した場合は買取価格が安くなります。加えて、専門店に買取依頼することで、さらなる高額買取が期待できます。取扱品目が多岐にわたるリサイクル店は、Xboxシリーズの適正価格を理解していないことが多く、売り切るのに不安があることから、買取価格は安くなることが多いです。
一方、ゲーム機専門店は、多くのゲーム機の販路を確保しているため、在庫に対するリスクが少なくなり、高値になる傾向があります。Xboxシリーズは、必ず専門店に買い取ってもらいましょう。
まとめ
Xboxシリーズの詳細に加え、買取相場を詳しく説明してきました。Xboxシリーズはスペックが高く、インターネットを駆使した多くのサービスを提供しているため、スマートフォンでは味わえないゲーム体験ができる据置型ゲーム機です。パソコンとの連携や旧機種に対する互換性が高いという独自の特徴から、根強い需要があります。モデルによっては高価買取が期待できるため、状態と付属品をしっかりと確認し、専門店に買取依頼しましょう。