ソフビを買取に出す際に注意するべきポイントについて解説!
フィギュアやプラモデルを集めるのも好きだけど、ソフビを集めるのが好きという人も多いでしょう。ソフビはフィギュアやプラモデルとはまた違い、小さくてかわいらしいものも多いため、男女問わず人気があります。そんなソフビとは一体どのような玩具なのか、またソフビを売りたいとき、一体どんなことに注意をすればよいのか紹介します。
ソフビとはどのようなもの?
そもそも「ソフビ」とはどんなおもちゃを指すのかわからない、名前は聞いたことがあるけどよくわからないという人もいるのではないでしょうか。まずはソフビとは何なのかを紹介します。
ソフビとは主に「ソフト塩化ビニール」でできたフィギュアのことを指します。ソフビと一口にいっても意味合いは二種類あり、「素材として」のソフト塩化ビニールとソフト塩化ビニールを「素材としたフィギュア」に分けられるようです。ソフト塩化ビニールを素材としたフィギュアに関しては「ソフビフィギュア」、または「ソフビ人形」と呼ばれています。子ども向けのお菓子などにおまけとしてついてくるものもあるため、大人だけでなく子どもにも人気があります。
ソフビとフィギュアは材質だけでなく、値段などにも違いが見られるでしょう。一体どの部分が違うのか、さっそくソフビとフィギュアの違いを見ていきましょう。
まず1つ目は「柔らかさ」です。ソフビの素材はソフト塩化ビニールという柔らかい素材を使っていますが、フィギュアの素材はポリ塩化ビニルであり、一般的にプラスチック(合成樹脂)と呼ばれている素材です。ソフト塩化ビニールでできているソフビは触ると柔らかく、ふにゃふにゃと曲がりやすいのが特徴となります。またフィギュアはプラスチック(ポリ塩化ビニル)から作られているため、触った感じが硬く、パーツも曲がりづらいのが特徴となります。
2つ目は「フィギュアの中が空洞か」です。ソフビは中が空洞になっているため本体がとても軽いです。しかしフィギュアは中が空洞になっていないため本体に重みがあります。
3つ目は「フィギュアの値段」です。ソフビはキャラクター等にもよりますが、年代物であれば高価な金額でオークションに出されることもあります。またフィギュアはレアものやプレミアもの、流通量や人気の具合によって値段の相場が変動します。
ソフビを高価に売却するコツ
ソフビは安価なものも多いので、たくさん集めてコレクションにする人も多くいるでしょう。そんな比較的安価で手に入るソフビを、高価に買い取ってもらう方法はあるのでしょうか。
もちろんソフビでも高値で買い取ってもらえることもあります。高価に買い取ってもらうコツをいくつか紹介します。
まず1つ目は「未開封のまま売ること」です。ソフビだけではありませんが、一度開封してしまうと査定額は下がってしまいます。そのため未開封同様、ビニールや箱などで梱包された状態であれば査定額が上がります。たくさんソフビを集めていても、すべてコレクションとしてディスプレイするつもりはないという場合もあるでしょう。そのような場合はなるべく未開封のまま保管しておいて、買取の際に未開封品として出すと査定額が上がります。
2つ目は「箱や付属品の有無」です。フィギュアやプラモデルと同様、箱があることで査定額が上がるので捨てずにとっておきましょう。ソフビに関しては箱にとても価値があるので、多少の汚れやつぶれている箇所があっても保管しておくとよいです。また、説明書や付属のシールといったものも査定額が上がる要素になります。
3つ目は「買取強化している店舗を選ぶこと」です。買取店舗や業者といったところはたくさんありますが、ただ買取店舗で買い取ってもらうのではなく、買取強化をしている店舗を選ぶと査定額が上がる可能性があります。買取店舗や業者を探すなら一か所ではなく、複数の店舗と比較するとよいでしょう。
また、ソフビの買取強化をしている店舗や業者もありますが、ソフビの知識を持つ専門業者に買取をお願いすることで、ものによっては高値がつくこともあります。買取店舗や業者は複数探しておくとよいでしょう。
ソフビを買取に出す際に注意するべきポイント
ソフビは比較的手に入れやすいおもちゃの一つではありますが、買取に出す際はフィギュアやプラモデル以上に注意しなくてはいけないポイントがあります。さっそく注意するべきポイントを紹介します。
ソフビはフィギュアやプラモデルより種類が多く、安価で手に入りますが、買取に出す際は注意が必要です。注意ポイントは大きく分けて3つあります。
まず1つ目のポイントは「買取は専門業者を選ぶこと」です。買取店舗や業者はたくさんありますが、ソフビの価値がわかる店舗でないと査定額が下がるどころか、もともとのソフビの価値より下がる可能性があります。また、ソフビには騙して売ること目的とした偽物商品が紛れ込んでいることもあるので、ソフビを売りたいと思ったらまず専門業者を探してみるとよいかもしれません。
2つ目のポイントは「商品は丁寧に梱包すること」です。ソフビは柔らかい素材を使っているため、適当に梱包しようとすると傷ついたり、塗装が剝げたりしてしまう恐れがあります。そのため、梱包の際は段ボールにそのまま入れるのではなく、まずはビニールで包んでから段ボールに入れるようにしましょう。段ボールに入れたらソフビが中で動いたりしないように、プチプチや紙などの梱包材も一緒に入れておきましょう。
3つ目のポイントは「傷をむやみに直さないこと」です。フィギュアやプラモデルであれば傷があるとマイナス査定になるので、修理をして直す人も多くいるでしょう。しかし、ソフビに関してはソフト塩化ビニールという柔らかい素材を使っていることから、傷がつきやすいだけでなく、月日が経つと色落ちもしやすくなります。ソフビに関する専門知識があればよいのですが、知識がないまま自分で修理をしようとすると逆に傷をつけてしまう恐れがあります。傷がつくと当然マイナス査定になるので、無理して直さずそのままにしておいたほうが無難です。
最後は「お手入れは慎重に」です。コレクターにとってコレクションを大切に扱うことは当たり前のことですが、同じようにお手入れも大切です。しかし、お手入れの注意点としてブラシでゴシゴシ洗わない、水洗いしたらよく乾かすことが挙げられます。
ブラシでむやみにこすると塗装が剥がれてしまったり、ソフビの中がきちんと乾いていなければカビがはえたりする可能性があります。もちろんソフビに傷がついたり、中にカビがはえていたりしたらマイナス査定になるようです。ホコリを取るくらいなら柔らかい布を使えばよいですが、汚れがある場合はそのままにしておきましょう。
ソフビは子どもから大人まで、幅広い年代の人に愛されているおもちゃです。素材も他のものとは違って柔らかい素材を使っているので、取り扱いにも注意しなくてはいけません。そのため買取に出したいときは、きちんとソフビの知識を持っている業者や店舗を選びましょう。自分の古いコレクションや子どもがもう遊ばなくなったソフビの中にも、もしかしたら高価なものがあるかもしれませんね。