キン消しを買取に出す際に注意するべきポイントとは？

子どもの頃、目当てのキン消しを求めてガチャガチャを回し、数多く集めていた方も多いでしょう。もしかしたら、自宅に眠っているキン消しに高値がつくかもしれません。今回はキン消しを買取に出す際に注意するべきポイントについてご紹介します。キン消しの買取を検討している方は参考にしてみてください。

キン消しの歴史

キン消しは、1980年代に発売された人気漫画キン肉マンに登場するキャラクターの形をした消しゴム型人形です。キン消しと呼ばれているが、消しゴムの用途ではなく玩具として扱われています。1983年～1987年までガチャガチャの商品として販売され、目当てのキャラクターを当てようと多くの子どもたちが熱中しました。

キン消しはバンダイやそのほかのメーカーによって製作され、もっとも人気のあるシリーズは、1983年～1987年の間に発売されたバンダイ製のレギュラーシリーズです。キン消しの大きさは約4センチ、種類は418種存在し、パート1～30までシリーズ化されています。

カラーバリエーションも豊富で、レギュラーシリーズの基本カラーは肌色、橙、青、黄色、緑の5色です。そのほかにもラメ、クリア、黒、薄黄色、金、ベージュ、ペパーミント色など幅広いカラーバリエーションがあります。また、1991年～1992年には王位争奪編シリーズ、2008年～2009年にはキン消し復刻版などが展開されました。

近年では、2016年にキン消しプレミアムシリーズ、2022年11月にキン消しフルアクションスペシャル01がリリースされ、ブームが再来しています。発売当時子どもだった人が大人になり懐かしさからコレクションする方が増え、シリーズを揃えるために高値で買い取る熱狂的なコレクターもいます。

キン消しが高く売れるって本当？

大金をかけて多くのキン消しを集めるコレクターも存在するほどの大流行をとなったキン消しは、その背景から買取市場でも需要が高まっています。プレミア価格で売れる場合もあり、キャラクターによっては数十万円もの価値がつくこともあるようです。キン消しを高く売るポイントについてご紹介します。

人気シリーズを買取に出す

とくに高く売れるキン消しの人気シリーズは募集超人シリーズ・レギュラーシリーズ・王位争奪編の3つです。

まず、募集超人シリーズは、週刊少年ジャンプの募集企画で、読者から寄せられたデザインのキャラクターをキン消しにした商品です。レア商品として人気があり、希少性が高いことから高額で取引されます。

次に、レギュラーシリーズはキン消しのスタンダード商品です。1983年～1987年にかけてバンダイから発売され、初期のキン消しブームの火付け役になりました。募集超人よりも査定価格は下がるものの、中にはかなりの高額で取引されるキン消しもあります。

そして、王位争奪編はレギュラーシリーズ終了後の1991年～1992年に販売されたシリーズです。とくに入手困難なパート3のキン消しは高値で取引されています。

肌色のキン消しを査定に出す

商品の色によっても価値が異なります。主に肌色・赤色・緑色の順に買取相場が高い傾向にあります。とくに高値で取引されやすいのは肌色です。キン消しのなかでも発売初期に生産されていた肌色のキャラクターは数が少なく、市場にあまり出回っていないことから、かなりの高額で取引されています。色違いで同じものを持っている方は、高値がつきやすい色をピックアップして査定を受けるとよいでしょう。

未切りのキン消しを査定に出す

キン消しの中には、本体以外のパーツが付いているものもあります。そして、同じキン消しでもパーツを切り離していない未切りの状態のほうが高値で取引されるのです。付属パーツを切り離していない状態のものがあれば、切り離さずそのまま査定を受けましょう。

まとめ売りで査定額アップを狙う

査定額アップを狙う場合、まとめ売りも検討しましょう。買取店の中には、複数のキン消しをまとめて査定に出すことでプラス査定を行っている店舗があるからです。まとめ売りでプラス査定を行なっている店舗を利用すれば、同じキン消しでも高く売れるかもしれません。

買取相場をチェックする

キン消しを高く売る場合、事前に買取相場をチェックしておきましょう。複数の買取店で事前査定を受けることで、売却予定のキン消しの相場がわかるだけでなく、相場より高く買い取ってくれる買取店が見つかるかもしれません。ただし、買取店によっては事前査定の見積金額より実際の査定額が下がることがあるので注意が必要です。その場合、見積金額保証を行っている買取店を選ぶのがおすすめです。

早めに売る

人気があるうちに早く売ってしまうこともポイントです。キン消しブームがいつまで続くかわかりません。希少性の高い商品でも需要がなければ価値が下がる可能性はあります。需要のある今が売却のチャンスともいえます。不要なキン消しを持っている方は早めに査定するとよいでしょう。

キン消しを買取に出す際に注意するべきポイント

キン消しを買取に出す際に注意すべきポイントについてご紹介します。

リサイクルショップで売らない

キン消しの査定依頼をリサイクルショップにしても、多くの場合、数百円程度の値段しかつきません。さらに大量のキン消しの場合、1つ1つ査定するのではなく、大雑把な査定しかされないこともあります。そのため、レア商品があったとしても、本来の価値を見逃されてしまう可能性もあるのです。

実績のある買取店を選ぶ

キン消しには、レギュラーシリーズ以外にもさまざまなシリーズが展開されており、たくさんの種類があります。そのため、専門の知識がないと1つ1つのキン消しを本来の価値で査定することは不可能です。本来の価値がわかる買取点では、高額で買取されるキン消しもあります。本来の価値で判断してもらうためにも買取実績のある買取店で査定を依頼しましょう。

キン消しを専門的に取り扱っている店舗に買取依頼する

多くのコレクターがいるほど人気のあるキン消しだからこそ、偽物も出回っています。ものによっては熟年のコレクターでも見分けが付かないほど精巧に作られたキン消しもあります。そのため、専門の買取店でないと偽物を見分けられず、正確な買取価格をつけられません。キン消しが一般的に出回っていた発売当時とは違い、取扱数が少ない現代ではさらに見分けがつきにくいのが現状です。正確な見極めを依頼するならば、鑑定眼のある専門店に依頼するべきでしょう。

落とせる汚れは取り除く

キン消しの買取価格は、商品の状態で異なります。当たり前ですが、商品の状態が悪くなるほど買取価格は下がります。また、もとの買取価格が安いと、状態次第では買取不可になることもあるでしょう。そのため、査定を受ける前に落とせる汚れを落としておくのが大切です。

ただし、本体にダメージを与えるほど磨いたり、削ったりしないよう注意してください。キン消しに限らず、状態のよい商品ほど高値で売れる可能性が高くなります。歯ブラシや綿棒で汚れを落とすだけでもよいので、査定前にできる範囲できれいにしてあげましょう。

まとめ

この記事では、キン消しを買取に出す際に注意するべきポイントについてご紹介しました。キン消しは熱心なコレクターが多く、希少性の高いものはかなりの高額で取引されます。人気のあるシリーズやキャラクターを査定に出すと場合によっては何十万もの価値がつくかもしれません。また、できる限り状態を綺麗にしたり、複数の商品をまとめて査定に出したりことで高価買取が期待できるでしょう。再ブームにより需要が高まっている今こそ高く売るチャンスです。自宅に眠っているキン消しがある方は、これを機に探してみてはいかがでしょうか。思いもよらない高値がつくかもしれません。