日本を代表する不朽の名作！風の谷のナウシカの人気買取商品とは

日本が誇るアニメーションの一つとして、国内外から圧倒的支持を得る風の谷のナウシカ。公開から40年ほどが経過し、さまざまなグッズが販売され関連イベントも実施されています。皆さんの家にも懐かしのグッズが眠っているかもしれません。そこで本記事では、高く売れるグッズと高く売るコツをご紹介します。

風の谷のナウシカとは

実は映画風の谷のナウシカには続きがあることを皆さんご存知ですか？

スタジオジブリ作品

皆さんご存知のとおりアニメーション映画の印象が強いスタジオジブリですが、風の谷のナウシカはアニメ情報雑誌アニメージュでの連載が始まりでした。連載は単行本として全7巻にまとめられ、累計1,700万部を超えるヒットとなっています。風の谷のナウシカは1984年にトップクラフトというアニメ制作会社が作成し、この会社がのちに改組されスタジオジブリとなりました。

このような背景を知るファンの方の中には、風の谷のナウシカはジブリ作品ではない、という方もいますがそれは受け止め方次第でしょう。現在では権利がスタジオジブリに移行されているうえ、スタジオジブリ公式HPの作品ラインナップにも注意書きがあるもののしっかりと載っています。映画で描かれているのは2巻までの内容となっていますがその人気は凄まじく、2019年には歌舞伎舞台化もされています。

歌舞伎舞台では映画では描かれることのなかった3巻以降の話も盛り込まれ、約6時間上演の大作となっています。スタジオジブリ作品が歌舞伎舞台化されるのは、風の谷のナウシカが初めてです。今もなお幅広い世代から支持されており、原作を壊すことなくアレンジされています。ここであらすじを簡単にご紹介します。

あらすじ

火の7日間と呼ばれる大規模な戦争によって高度産業文明が崩壊した世界を描いたSFファンタジー。汚染された大地に拡がる腐海には、瘴気を発する植物や巨大な蟲が生息し、立ち入るには防毒マスクが必要不可欠とされている。腐海のほとりに住む風の谷の人々は、腐海と距離を図りながら生活していたが、近隣国の企みに巻き込まれ危機に見舞われる。主人公ナウシカは人々を救うべく奔走する一方で巨大な蟲・王蟲（オーム）と心を通わせ、腐海の謎を解き明かそうとしていた。

高価買取が期待できるのは人気キャラクターや蟲のフィギュア

作中には印象に残るキャラクターがたくさん登場しますが、やはり人気があるのは話を握るメインキャラクターです。

メインキャラクターがやっぱり人気

風の谷のナウシカにはさまざまなキャラクターが登場します。中でも圧倒的存在感の主人公ナウシカ、ナウシカの相棒キツネリスのテト、巨大な蟲・王蟲のグッズは数多く存在します。逆にいえば上記以外のキャラクターグッズは目にする機会が少なく、ファンからすると価値のあるものになり得ます。ここからはどのようなグッズの人気があるのか具体的にご紹介します。

フィギュア

360度どこから見ても楽しめるフィギュアは、映画のワンシーンを切り取ったようなロマンを感じさせるグッズのひとつです。スタジオジブリ作品らしい細かな設定やデザインを間近で楽しめることから、フィギュアは高い人気があります。とくにスタジオジブリが全面監修し、造形作家・竹谷隆之が中心となって作成した王蟲は全長230mm、300以上のパーツからなる職人技の光る作品となっています。

両手に余るその作品は3万5,000円を超える値段で販売されており、中古商品であっても2万円以上で買取りされています。状態によっては販売額同等の価格で売買されているものもあるようで、2021年には初版を逃したファン向けに再販もされたほど人気でした。

タケヤ式自在置物シリーズ

日本フィギュア製作メーカー海洋堂の新ブランド「KTProject」として展開する「タケヤ式自在置物」は、造形作家である竹谷隆之の解釈で完成された可動フィギュアです。日本の伝統工芸「自在置物」のルールに則りモチーフの選定・可動範囲の調整がされており、日本古来の工芸と現代を代表するクリエイターの融合により生まれた注目度の高い作品となっています。

公式ホームページには36作品が並んでおり、竜・不動明王・雷神・ゲゲゲの鬼太郎などラインナップもさまざまです。タケヤ式自在置物シリーズとして、風の谷のナウシカより3種のトリウマがオンラインストアで現在販売されています。タケヤ式自在置物シリーズは風の谷のナウシカフィギュアの中でも圧倒的人気の高額買取商品となっています。シリーズに関係ないフィギュアの場合は、500円～8,000円程度の値が付くことが多いです。

トランプやパズルなども買取対象商品

これまでフィギュアについて述べてきましたが、そのほかのグッズも買取可能です。風の谷のナウシカのグッズとして流通している主なものは、ぬいぐるみ・カード・トランプ・パズル・文房具などです。100円前後から値段がついており、サイズや状態によって査定されますが過去の買取事例を挙げます

・ぬいぐるみ2,400円（税込）
・カード50円（税込）
・トランプ700円（税込）
・パズル550円（税込）
・文房具800円（税込）

状態はもちろんながら箱やパーツの有無によって金額が左右されるので、見つけた場合にはできるだけ完璧に近い状態に戻すことを意識するのが大切でしょう。

風の谷のナウシカのグッズを少しでも高く売るコツ

それではどのようなコツがあるのか、いくつか紹介します。

品質を確認しながら汚れを落とす

販売するグッズが見つかったら、商品の状態をきちんと確認しましょう。年代物の場合は扱いに注意しながら、無理のない範囲で汚れを落とすことも大切です。手入れが必要な状態で引き渡すのと、そのまますぐに販売ができる状態で引き渡すのとでは買取業者の対応も変わってきます。汚れ落としの具体的な方法を調べていると、フィギュアの汚れを中性洗剤で落とす方法や、本についた染みを漂白剤で落とす方法など多種多様なハウツーがヒットします。自己責任にはなりますが、調べて損のない情報なので参考にしてみてください。

付属品や箱の有無を確認する

グッズに付属品がなかったかどうかを確認しましょう。また同封されていた説明書・タグ・包装紙なども見つかった場合には、どんなに汚れていても破棄はせずいったん保管することをおすすめします。不思議に思う方はイメージをしてみてほしいのですが「箱は捨てました」「ボロボロですが箱もあります」と報告があるのとでは、印象が異なりませんか。

汚れた状態であることも包み隠さず報告がある場合には、売主が商品の価値をある程度理解していることを伺えるので、買取の際のやりとりもスムーズに進みます。何より状態によっては金額も少しばかり上乗せになるかもしれません。そうでなくても買取先の指示を待ってから破棄するのでも遅くはないはずです。

相場を確認し、同額でもどのような状態だと売れやすいか市場調査をする

相手は買取のプロなので基本的にはお任せで問題ありませんが、満足のいく売買ができるように事前に相場を確認することをおすすめします。これは交渉術に長けるだけでなく、どのレベルのものが何を基準に値付けされているのかを見ることで意識が変わり販売時の価格に影響することがあるからです。

何も知らない人が箱は汚いからと価値に気が付かずに捨ててしまうことがあるように、市場価値を知ることで損しているかもしれない場面を回避することが可能になります。リサイクルショップや中古販売店はもちろん、不用品の個人売買サイトからも販売スキルを学ぶことができます。

場合によっては交渉をする

残念ながら風の谷のナウシカのグッズはプレミアが付くようなものはあまり目にしませんが、提示された見積に納得がいかない場合は提案や交渉をしてみるのも一つの手だと思います。まとめ売り交渉で値段が上がる場合もあるので、関係がないと思っていた商品でもスタジオジブリという枠組みの中で一緒に提案することもできるはずです。

まとめ

今回は、風の谷のナウシカの人気買取商品・高価買取ポイントについて解説しました。いかがでしたでしょうか。同じアニメでも人気のキャラクターがおり、価値も変わってきます。商品状態が査定額に影響するので、無理のない範囲で参考にしてみてくださいね。ご自宅に眠るおもちゃを宝探しの感覚で掘り出してみるのも面白いかもしれません。