箱や付属品がなかったり汚れがひどいと買取できない?
おもちゃは、埃や傷つけてしまったり、手垢がついたりすることもあります。また、本体だけに目がいき、箱や付属品の存在まで目がいかないこともあります。
そうしたマイナスな部分が、売り手に裏目に出ることはないのでしょうか。そうした心情を察するお店もあるため、まずは問い合わせてみましょう。
お店の正当な理由と内容を知ろう
おもちゃを売りに出したところ、マイナス査定されてしまった、そうした人もいるのではないでしょうか。しかし正当な理由があります。そして使い古したからといって、どこのお店でも断られるというわけではありません。
おもちゃの品数が多ければ、高額になる場合も実際にあります。その理由は、お店のラインナップを増やしたいからで、お客さんを呼び込むチャンスだからです。マイナス評価がついてしまい、査定額に納得できないのであれば、大量にまとめ売りすることで査定額も高まります。宅配サービスを活用すれば、送る際の手間も費用もかからない魅力がありますから、諦める前に利用してみましょう。
また、ラインナップを増やす目的だけでなく、お店ごとに査定条件が違うので、保証書がなくても付属品が足りなかったとしても1円から価値をつけてくれることもあります。あなたの思いごと買取できるというキャッチコピーを掲げるお店もあるようです。査定するスタッフさんの心情で1円からでも価値をつけてくれるという場合もあります。
それくらい、お店によってまったく条件が違うということです。リサイクルショップのようにさまざまなものを買ってくれるところもあれば、取り扱っているものが専門のものだけというところもあるほどです。箱や付属品がなかったり、汚れがひどい状態というのは、時代が古いものという場合もあります。
お爺ちゃんやお婆ちゃんのお宅には、お人形や戦隊もののフィギュアなどが眠っているはずです。もしもそのフィギュアが初代のものであったら、それこそ生産終了であれば、手に入りません。マニアにとって、本体だけでも手に入れたいと思うものです。この場合はレアであれば、少し汚れていても箱がなくとも買い手がつくために、売ることができます。
この場合におすすめしたいお店は、リサイクルショップより専門店です。専門知識を持つ査定スタッフがいるので、価値をしっかりチェックしてくれます。このような事情により、買取できないお店があるのも納得できるはずです。
ムリに汚れを取り除いたりしないこと
汚れがひどいと買取できない、という話しをよく耳にします。基本的におもちゃは遊ぶことを目的として販売されているもので、遊んでいるうちに汚れが付着したり、ぶつけて傷つけてしまったり、プラスチックが黄ばむ、金属が錆びるという経年劣化も見受けられます。特に子供のおもちゃであれば、その傾向も強くなるようです。
だからこそ、お店も買い手となるお客さんも、きれいな状態のものを欲しがるのです。それだけ高い評価がつき、金額アップに繋がります。ですから、汚れが目立つものに限ってはマイナス査定になってしまうことも念頭に入れておきましょう。
だからといって、洗えるものを洗濯機でまる洗いしたり、汚れの差をまぎらわすように洗浄液に浸したりすることは避けましょう。余計に気になり、それこそ買取できない判断を査定スタッフがつけなければならないかもしれません。
ポイントは、なるべくきれいな状態にしておくということです。布製品ならば、天日干しより日陰干しで脱臭しましょう。柔らかなタオルで拭ったり取れるものに限定して、埃やゴミを取っておきます。本体に傷をつけない、塗料が剥がれるまで摩擦しない、こうした注意をすることが大切です。
例えば、鉄道模型は複雑な形をしていますが、車輪や車軸に付着した埃を綿棒などを使って取り除き、スムーズに走行ができる状態に手入れをしてから査定に出しましょう。ちなみに、きちんと箱に入れて保管していたとしても、箱に手垢がついたり、静電気などで埃などが付着してしまうこともあるようです。
宅配サービスを活用する際には、再度、埃などをチェックしてから梱包しましょう。梱包では、配送の途中に傷がつかないように、ダンボールの隙間に丸めた新聞紙や梱包材を詰めておくのがいいでしょう。
汚れていたものも、こうしたひと手間だけで買取できるのであれば、見逃せないポイントでしょう。ちなみに、買取しているところとして、個店経営主義で経営をしているお店はおすすめです。しっかり買取、しっかり売るをモットーにしています。
店長の個性を活かしたお店が土台、だからこそ心情を汲んでくれます。また、お店に問い合わせてみれば、手入れは自社でおこなうため汚れていても査定に影響しないところもあります。ホームページなどにお手入れの方法を紹介していることもあり参考にできます。
あれば高額になるがなくても買取できる
箱や付属品がなかった場合には、マイナス査定になってしまうのでしょうか。遊ぶことを考えれば、中身にばかり目がいきますが、高値を意識しているのならば、箱や付属品は処分せずに保管しておきましょう。
そもそも箱には、おもちゃの説明や商品名が記載されていますから、そこから情報を読み取ることができます。買い手のことまで考えれば、開封しても保管しておくようにしましょう。
特に、限定パッケージの特別仕様の場合、箱をコレクションする人さえいます。箱がなければ意味がないというコレクターが多い専門店では、断られる可能性も0ではないようです。おもちゃ本体だけではなく、箱にプレミアムな価値がついていることを忘れてはなりません。
もちろん、箱の状態がきれいであれば、評価は高くなります。もしも、角がつぶれているような場合でも、査定に出してみましょう。箱がないことでマイナス査定になってしまうという理由は、買い手のためでもあるのです。
また、交換できるパーツなどの付属品があるおもちゃならば、付属品はつけてから査定に出しましょう。パーツ交換を楽しみにする人もいますから、交換して遊んでいたのならば、購入した状態に戻し、所定位置に付属品も戻しておきます。ちなみに、メーカーに問い合わせる際に必要なのが、取り扱い説明書や保証書で、買い手にとって大切なものですから、こちらも添付されているならば箱に入れておきましょう。
ですが、紛失したり処分してしまうこともあります。その場合でも、買取金額がアップしないだけで買取できないことはありません。そうしたお店を選び、査定に出しましょう。レアなものならば、1点、1体からしっかり評価をつけてくれます。
もちろん、大量生産されているおもちゃであれ、まとめ売りしたり、お店がおこなっているキャンペーンを利用してみれば、思わぬお小遣いになる可能性さえあります。正直に紛失したことを伝えてみましょう。
おもちゃは、遊んで処分するより売れるならば、査定してもらいましょう。見積もりなどの無料サービスを活用し、査定できるならば、箱や付属品もつけておきましょう。
気になるのはひどい汚れ、状態によっては売れないことも考えられますが、きれいな状態に手入れをしてから査定に出してみれば、1円からでも買取してくれるお店もあります。要は、買い手の気持ちです。箱や付属品などはしっかり保管しておくこと、そして汚れは落とせる程度に留めることです。