長年愛され続ける名作！天空の城ラピュタのグッズを売るときの注意点

天空の城ラピュタは、日本のアニメを代表する冒険アクション作品です。魅力的な登場人物はもちろん、印象的なシーンやグッズが盛りだくさんのアニメーション映画となっています。数多くのグッズが展開され、今でも根強い人気があります。今回は、天空の城ラピュタのグッズの売却時期や買取可能商品、高額買取のためのコツなどを解説します。

天空の城ラピュタとは

天空の城ラピュタはスタジオジブリが公開したアニメーションです。公開当時も人気がありましたがその人気は今も衰えることがなく、金曜ロードショーでの再放送回数は驚異の16回。放送時には「バルス」の言葉がSNSのいたるところで連呼され、その盛り上がりを祭りにたとえバルス祭りと呼ばれるようにもなりました。バルスとは滅びの呪文であり、放送時以外でも破壊・滅びを連想させたり願うようなシチュエーションに使用したりします。

このようにキャラクターやグッズだけでなく、劇中のフレーズや料理に注目が集まるなど今後の展開もまだまだ期待できます。2022年11月に愛知で開園するジブリパークのシンボル、エレベーター塔は天空の城ラピュタの世界のモデルとなった、19世紀末の空想科学世界をもとにデザインされています。ジブリパークのオープンにより、スタジオジブリの映画を見返す人が増え世代を超えた関心がこれまで以上に高まるでしょう。査定額を左右する大きなムーブメントになるかもしれません。では、ここで天空の城ラピュタのあらすじを簡単にご紹介します。

あらすじ

炭鉱の町で見習いとして働く少年パズーは空から何かが降ってくるのを見つける。不思議な光に包まれて降りてきたのは少女シータだった。彼女が身に着けていた石が発光し身体が宙に浮いていたのだ。パズーに助けられ目が覚めたシータは、冒険家であるパズーの父が追っていた空に浮かぶ伝説の島ラピュタの写真に反応する。シータがラピュタに関わりがあることを知ったパズーは、追手から逃げるシータの手助けをする。

個性的なキャラクターたちが魅力的

天空の城ラピュタでは、廃炭鉱・地上・天空と場面展開が多く個性豊かなキャラクターが多数登場します。そのなかでも印象的なメインキャラクターを紹介します。

・パズー：炭鉱で働く見習いの少年、冒険家だった父の残した写真を大切にしている

・シータ：亡き母から受け継いだネックレスを持つ少女、飛行船で拉致されたがどうにか逃げ出した

・親方・おかみさん：パズーの働く炭鉱の親方とその奥さん

・ポム爺さん：鉱石に詳しく、ラピュタや飛行石についての知識を持っている

・ドーラ：空の海賊団の女ボス。金持ちしか襲わず、人の命は奪わないというポリシーを持っている

・ムスカ：飛行石を探索する任務を背負った特務機関の大佐でシータを追っている

・ロボット兵：ラピュタを守るロボット

天空の城ラピュタには原作はありませんが、アニメージュ文庫から出版された「小説天空の城ラピュタ前篇・後篇」には、映画以降のことが少しだけ描かれています。描写も細かいので映画と小説を比較することで新しい発見もあることでしょう。年代問わず楽しめる作品になっているため、子どもの課題図書にもおすすめです。

高価買取が期待できるのはロボット兵のフィギュア

メインキャラクターを紹介しましたが、そのなかでも高価買取が安定的に期待できるのはロボット兵のフィギュアです。もちろんロボット兵以外のフィギュアに値打ちがないわけではありません。

ロボット兵のフィギュア

360度どこから見ても楽しめるフィギュアは、映画のワンシーンを切り取ったようなロマンを感じさせるグッズのひとつです。スタジオジブリ作品らしい細かな設定やデザインを間近で楽しめることから、フィギュアは高い人気があります。バンダイから販売された想造ガレリアシリーズはロボット兵フィギュアのなかでも高い人気を誇り、その評判のよさから第3弾まで続いています。

想造ガレリアシリーズ

想造ガレリアシリーズとは、映像の先にあるリアルを実現させるべくバンダイから発売されたフィギュアを指します。劇中シーンの再現や独特の可動構造を取り入れることで、世界観を忠実に再現し高い評価をされています。

またムスカを筆頭に、ジブリ作品に登場するキャラクターのアクションフィギュア化を進めました。多くの人々が一度は考えるであろう「もし実在したら」「もし動いたら」という願望を叶え、よりリアルに近い状態で手に取ることができるようにしたのが想造ガレリアシリーズなのです。

こだわりの詰まった作品のため基本的には数量限定販売というかたちを取られています。販売額が高額なこともあり、中古であっても天空の城ラピュタのフィギュアでは圧倒的高値を打ち出しています。この想造ガレリアシリーズからは風の谷のナウシカのフィギュアも発売され、年々注目が高まっています。

ほかのフィギュアには値段が付かない？

ほかのフィギュアの流通が少なく目立たないだけで、関連フィギュアはすべて買取対象となります。とくに完全受注フィギュアなどは正規販売額自体が高額であることが多いため、中古であっても高値で取引きされています。最近だと天空の城ラピュタ公開35周年を記念して販売されたフィギュアが、正規額を上回る金額で販売されているのを何度も目撃しています。フィギュアに限らず時間の経過とともに金額が上がるものがあるので、売却時期の見極め方については次で詳しく紹介します。

天空の城ラピュタのグッズを売るときの注意点

それでは、売却時期の目安や販売時のコツについてお話します。グッズの状態次第では傷みが目立ってしまうこともあるので、状態を確認したうえで無理のない範囲でご対応ください。

品質確認、汚れ落とし

まずはグッズの状態チェックをしましょう。破損個所や汚れの有無を確認しながら、無理のない範囲で元の状態に整えていくことが大切です。素人が落とせるレベルの汚れであれば優しくふき取り、細かな箇所は綿棒やハケを使いながら傷みを付けずに汚れを落とすよう意識してください。

汚れ落としの方法はインターネットにたくさんアップされているのでそちらを参考にするのがおすすめです。そしてグッズに付属品がなかったかどうかを確認しましょう。また同封されていた説明書・タグ・包装紙なども見つかった場合には、どんなに汚れていても破棄はせずいったん保管することをおすすめします。

相場確認

満足のいく売買ができるように相場を確認することも大切です。「ロボット兵」「フィギュア」「ラピュタグッズ」など、関連する単語を並べてインターネットで検索するだけで類似商品が多数出てきます。検索結果から読み取って欲しいのは、当時の購入金額・買取相場・流通数・付属品の有無です。購入当時の金額よりも買取金額が上がっている場合は、今後さらに査定額が上がる可能性が高いので売却時期を見定めることをおすすめします。

売却時期

売却時期の見極めはなかなか難しいのですが、注目が再燃するきっかけを控えていないかどうかを確認することが大切です。スタジオジブリでいえば2022年11月にジブリパークがオープンするので、スタジオジブリ自体に注目が集まります。また公開から時間の経つイベントは周年イベントの開催や記念グッズ販売もあり、新規のファンを掴みやすい時期なので頭の片隅に入れておくとよいかもしれません。

値段交渉

査定額に納得がいかない場合は思い切って提案・交渉をしてみるのもよいでしょう。まとめ売り交渉で値段が上がる場合もあるので、関係がないと思っていた商品でもスタジオジブリという枠組みの中で一緒に提案することもできるはずです。また時間が許す場合には、相見積もりをして希望に近い業者を選び納得の取引ができることもあります。

まとめ

今回は、天空の城ラピュタの売却時期や買取可能商品、高額買取のためのコツについて解説しました。いかがでしたでしょうか。グッズの高価買取には、グッズのキャラクターや品質、買取時期も重要となってきます。ジブリパークオープンに向け世間の注目が高まるスタジオジブリ作品、グッズ買取にもまだまだ期待が持てますね。