高価買取が狙いやすいレトロゲームの特徴について解説!
独特の世界観を持つレトロゲームは、当時を知る大人だけではなく若い世代にも人気があります。レトロゲームに対する需要はますます高まっています。そんな中、自宅にあるレトロゲームを売りたいという方も増えてきています。どうせ売るなら高価買取を狙いたいですよね。以下で、高価買取が狙いやすいレトロゲームについて解説していきます。
レトロゲームが高価買取を狙いやすい理由
最新ハードの人気ゲームほど高く買い取りしてもらえることは間違いありませんが、実はレトロゲームも高価買取してもらえる可能性があります。なぜなら、現在はレトロゲーム人気が非常に高まっているからです。レトロゲームはマニアだけではなく、その世代に子どもだった層にも需要があります。当時を懐かしく思って購入したり、子どもの頃には親に買ってもらえなかった人が大人になって購入したりしてプレイするのです。
レトロゲームは新しいゲームにはない魅力があります。現在のゲームは技術の進化により、美しい映像や音楽、派手な画面効果によってまるで映画のような世界に没入できます。レトロゲームはそういった意味では劣るものの、当時の技術的制約の中でいかに面白いものを作るかという試行錯誤から多くの名作が生まれたのも事実です。
ドット絵や8ビットの音楽などの独特の世界観が、当時の世代は懐かしさを感じ、若い世代は逆に新鮮なものとして映るでしょう。テレビ番組やYouTubeでもレトロゲームの実況動画などが人気を博し、当時を知らない若いファンを獲得し続けいています。その人気はニンテンドークラシックシリーズやプレイステーションクラシックなどのヒットが物語っています。
一方でこれらのハードは本体にすでにゲームソフトが収録されており、好きなソフトを追加することはできません。2018年からスタートしたニンテンドースイッチオンラインを利用すれば、ファミコンやスーパーファミコンのゲームでもプレイできます。しかし配信されていない人気タイトルがまだまだたくさんあります。そういった復刻されていないタイトルで遊ぶには、やはり中古ソフトを購入してプレイするしかないのです。
現在では専門店だけでなく大手リサイクルショップでもレトロゲームを販売しています。メルカリなどのオークションサービスでもレトロゲームの出品は多く、人気があります。レトロゲームの中古市場は拡大し続けているのです。
また現行品にはないレトロゲームの強みが、プレミアです。2021年7月にはアメリカのオークションでスーパーマリオ64が1億7,200万円で落札されたことが世界的にニュースになりました。その2日前には同じオークションでゼルダの伝説が9,600万円で落札され、記録を大幅に塗り替えたばかりだったので衝撃ですね。
2020年まではスーパーマリオブラザーズ3の1,600万円がダントツの最高額だったので、レトロゲームへの関心が非常に高まっていることがうかがえます。もちろんこれは極端な例ですが、数千円から数万円程度のタイトルがあなたの家に転がっている可能性は大いにあります。
高価買取が狙いやすいレトロゲームの特徴
レトロゲーム需要が高まっていることはわかったけど、どんなゲームが売れるの?この項ではそんな疑問にお答えします。以下で、高価買取が狙いやすいレトロゲームの特徴を解説していきます。
■希少性
一番価格に直結するのは希少性です。たとえ人気タイトルであっても、販売数が多く市場に多く出回っているものは安価になってしまいます。レトロゲームの中でも生産数が少なく需要が高いものは、高く買い取ってもらえる可能性があります。当時はそこまで売れなくても、マニア人気があったものがネットの普及により動画などで広く知られて人気が出たタイトルもあります。
■保存状態
当然ですが、保存状態のよいものほど価格は高くなります。同じタイトルでも箱付き説明書付きの美品であればより高額買取が狙えます。購入時に封入されている応募ハガキがあるだけでも、価値が上がる場合もあります。
■新品未使用品
販売台数が多いものは、たくさんの在庫が市場に溢れているため価格が上がりにくいです。しかし新品未使用品の場合は話が変わってきます。新品未使用品であれば、本体はもちろん箱や説明書がきれいな状態でついているので、コレクターズ商品としてマニアの間で人気があり高価買取が狙えます。
■販売台数が少ない周辺機器
発売当時から販売台数が少なかったものは、希少なので高値がつきやすいです。ファミコンのディスクシステムや64DDなどが高額取引されています。これらを本体とセットで持っていくとさらに高価買取してもらえる場合があります。
■ジャンク品
意外にもジャンク品でも売れる場合があります。レトロゲームはすでにメーカーのサポートが終了しているため、故障しても修理パーツがありません。そこでパーツ取り出し用にジャンク品を買い取るのです。ジャンク品自体に価値がある場合はそれを修理して販売することもできるので、希少なハードなどは故障していても高価買取の可能性もあります。
■まとめ売り・セット売り
あまり価値が高くないタイトルでも、ある程度の数をまとめて売れば買取ボーナスを付与してくれる業者もあります。また本体とセットにしたり、攻略本とセットにすることで買取価格が上がる場合もあるので、業者に相談してみるとよいでしょう。
レトロゲームを売却する際に注意するべきポイント
ここではレトロゲームを売却する前にチェックするポイントを解説していきます。レトロゲームは保存状態によって価格が変動するので、可能な限りきれいな状態で売りに出した方が有利です。外側は乾拭きして、ほこりやカビを取り除いてきれいにしましょう。端子の部分も無水エタノールをつけた綿棒などでやさしくこすってから乾拭きします。
ただ、それで端子部分を傷つけて壊してしまっては元も子もないので、自信がない人はそのままお店に持っていってもよいでしょう。動作確認も必ず行いましょう。ゲームを読み込めるかだけではなく、セーブできるかどうかも確認します。セーブ機能があるファミコンカセットは、電池によってセーブデータを管理しているので、電池残量がないとセーブできません。もちろんバックアップ用の電池がなくても買い取ってもらうことは可能ですが、売る前にこれらの準備をしておくと買取がスムーズです。
また希少性の高いプレミア品を売却する場合には、業者選びはしっかり行いましょう。なぜなら価値が高い製品ほど査定額に差がでてくるからです。必ずひとつの業者だけでなく複数の業者から見積もりを取りましょう。
オークションで直接販売する場合は注意が必要です。オークションは業者買取価格よりも高く売れる場合が多いですが、売却まで手間や時間がかかることや、売却後のトラブルが発生する可能性が高いからです。そういったトラブルを回避する上でも、専門的な知識がない場合は買取業者を利用するのがおすすめです。
高価買取が狙いやすいレトロゲームの特徴について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。希少なタイトルはもちろん、そうでない製品やジャンク品でも高値で買い取ってもらえる可能性はあるのです。これは売れないと思っても諦めずに、買取業者に見てもらってはいかがでしょうか。あなたのおうちにも思わぬ高額商品が眠っているかもしれませんよ。