ミニ四駆の4度目のブーム到来!高値で売るなら今がチャンス!
現在のミニ四駆は「第4次ブーム」と呼ばれています。子どもだけでなく、過去のブームを知る親世代を巻き込んだブームとなっているのです。それにともない起こっているのが、過去に発売されていたモデルのプレミア化。貴重なものには驚くほどの買取価格がつくでしょう。ミニ四駆を高値で売るなら、今がチャンスといえるかもしれません。
40年以上に渡るミニ四駆の歴史
多くの方が御存知の通り、ミニ四駆は今までに何度もブームとなってきました。ここでは、各ブームを引き起こしてきた「シリーズ」を中心に、ミニ四駆の歴史を振り返ってみましょう。
■「ミニ四駆登場」1982年~
タミヤ模型によると最初のミニ四駆の登場は1982年です。実在するピックアップトラックなどをプラスチックモデル化、四輪駆動で走りがパワフルなことや、パーツ数が少なく小さな子どもでも組み立てが可能なことが魅力となっていました。
■レーサーミニ四駆「第1次ブーム」1988年~
タミヤが手掛けるラジコンバギーをコンパクト化した「レーサーミニ四駆」シリーズや、後継の「スーパーミニ四駆」シリーズが登場し、一大ブームとなりました。ミニ四駆自体の魅力はもちろんのこと、コロコロコミックやTVアニメ「ダッシュ!四駆郎」などによるメディアミックスによる展開や「ハイパーミニモーター」など、カスタマイズするための「グレードアップパーツ」の発売、全国大会「ミニ四駆日本選手権(ジャパンカップ)」の開催がブームの要因と考えられます。ラジコンバギーからの派生車種「ホーネットJr.」「ホットショットJr.」「フォックスJr.」や、漫画・アニメから登場した「ファイヤードラゴンJr.」などが人気となりました。
■フルカウルミニ四駆「第2次ブーム」1994年~
レーサーミニ四駆よりタイヤを小型化し、ボディによる空力性能を向上させた「フルカウルミニ四駆」シリーズが登場。漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の連載も始まり、第2次ブームがスタートしました。メディアミックス戦略も変わらずおこなわれ、ファミコンソフトや映画前売券などには、購入特典として限定ボディが付いてきたこともあり大ヒットを記録しました。第2次ブームの代表的な車種として「マグナムセイバー」「ソニックセイバー」「スピンコブラ」「ガンブラスターXTO」などがあげられ、1997年にはシリーズ累計販売台数が1億台を突破しました。フルカウルミニ四駆シリーズの後継は「エアロミニ四駆」や「マイティミニ四駆」シリーズとなります。
■ミニ四駆PRO「第3次ブーム」2012年~
シャフトをモーターの両側から出すことで、ミッドシップレイアウトとした「ミニ四駆PRO」シリーズが登場し、シリーズ発売30周年を記念してジャパンカップが13年ぶりに復活し、第3次ブームが到来しました。特徴は、過去のブームに熱中した世代が親となり、子どもと一緒に楽しんでいることといえるでしょう。「ナイトロサンダー」「ナイトロフォース」「バイソンマグナム」「ロデオソニック」などが代表的車種といえそうです。
ミニ四駆を売るなら今がチャンス
理由は第4次とされるブームが到来しているからです。コロナ禍による「おうち時間」の増加やYoutubeなど動画の普及、ミニ四駆を題材にした漫画の連載がスタートしたことが要因となっており、各地に専用コースも見られるようになりました。
■お父さん世代もミニ四駆熱を再燃
新シリーズ「ミニ四駆REV」はミッドシップレイアウトのPROシリーズと異なり、従来のモデルからの直系と呼べる構造になっています。第1〜2次ブームの中心だった世代がミニ四駆熱を再燃させてしまうのに、十分なものとなっているのです。また、この世代は子どもだったころとくらべると、懐具合もずいぶんあたたかくなりました。昔あこがれたミニ四駆を手に入れたくなるのも当然ですから、古くて貴重なモデルを売るなら今がチャンスといえるのです。
ミニ四駆の買取相場
おもちゃを得意とする買取ショップのほとんどが、ミニ四駆を大歓迎しています。未組立品ならば、現行のものでも買取を拒否されることはないでしょう。ただし、プレミア価格が付いているのは過去のモデルが中心となっています。ここでは、そのなかでも高額なプレミアが付いているモデルの買取相場をご紹介していきましょう。
■「小鹿(OSHIKA)」表記があるモデル
小鹿とはかつてタミヤ本社があった場所で、当時の製品にはパッケージや説明書に「小鹿(OSHIKA)」の表記があるのですが、ミニ四駆の初期の製品にも同様の表記が見られます。つまり、小鹿表記のあるタミヤ製品は古いモデルですから、プレミアが付いているのです。ギアが白い初期ロットなら「ファルコンJr.」「ブーメランJr.」で数万円の買取相場となっています。
■企業モノ
企業とのタイアップモデルの多くは関係者に限って配布されていたり、懸賞当選品だったりで、数が非常に少ないことが特徴です。たとえば、アスチュートJr.が「アリタリア航空」とタイアップしたものは、ボディカラーがかっこいいこともあり10万円〜、バンキッシュJr.の「はごろもフーズ仕様」は2万円〜が買取相場となっています。
■干支ミニ四駆
1999年の「卯年」グラスホッパー2Jr.を第1弾として、12年間続いたシリーズです。初期のものは一般には販売されず、関係者に配布されただけということで超希少。それ以外も限定品となっており、それなりのプレミアが付いています。第1弾の買取相場はパッケージの状態にもよりますが、未組立品で10万円は軽く超えてくると考えられます。
■特別仕様
通常とはボディカラーが違うなど、特別仕様は希少のため、高い買取価格になりがちです。アバンテ2001Jr.「蛍光カラー」なら1万5,000円くらいの買取が見込めるほか、パールやゴールドの特別仕様も高い人気となっています。
ミニ四駆を高く売るポイント
高価買取を狙うなら、ショップ選びが最大のポイントになるのはミニ四駆も同じです。おもちゃの買取を得意とするショップを複数選び、査定結果を比較したうえで買取ってもらいましょう。
■パーツ・周辺機器も忘れずに
ミニ四駆の魅力の一つは、多彩なカスタマイズパーツです。査定に出すなら車体だけでなく、パーツももれなく付けることで、買取価格のアップが期待できます。タミヤ純正のものだけでなく、社外品も買取ってくれることでしょう。ポータブルピットやモーターならし機、スピードチェッカーなどの周辺機器については、使用品であっても買取ってくれるショップが多いものです。
■完成品・改造品でも売れることも?!
未組立品だけでなく、完成品や改造品でも売れるかもしれないのがミニ四駆ブームの大きさを物語ります。完成品なら希少性や状態、改造品なら完成度が問われますが、中にはこれらも歓迎というショップもあるのです。ご自慢の1台がお家に眠っているのなら、ホコリや汚れを慎重に落としたうえで、査定を依頼してみましょう。
第4次ブームが大きなものとはいえ、いまだどんなリサイクルショップでも買取できるとはいえないのがミニ四駆です。高額な買取が期待できる希少品なら、なおさら目のきく買取ショップを選びたいものです。もし近場にそんなショップがないのなら、ぜひ頼りにしたいのがこのHPに掲載のところ。いずれもミニ四駆の買取には定評があるところばかりです。多くが宅配買取も受け付けていますから、まずはメールなどでの問い合わせをおすすめします。