出張買取で身分証と住所が違う場合は買い取ってもらえる？

出張や研修などで、身分証と住所が異なる場所に住んでいることがあるでしょう。そのようなときに、出張買取のサービスを利用できるのか不安に思っている人もいるでしょう。基本的には現住所のみ対応してもらえるので、住所が異なる場合は、店舗に相談するようにします。何かしらの対応方法を提案してくれるので、そちらに従って行動しましょう。

出張買取では身分証が必須

どのような買取方法を選択しても、身分証の提示は必須になっています。宅配サービスを利用するときは、原本ではなくコピーをダンボールのなかに入れましょう。サービスを利用するたびに身分証を準備するようにします。

法律により定められている

店舗に商品を持ち込んで買い取ってもらうときは、査定額を確認した後に身分証の提示が求められます。持参するのを忘れたときは商品を売却できません。また、一度だけではなくサービスを利用するたびに身分証を持参しなければいけないので、忘れないようにしましょう。また、ダンボールに商品を梱包して配送業者に集荷を依頼するサービスでも、身分証を準備しなければいけません。

ただし、こちらの場合は原本ではなくコピーをダンボールのなかに入れるようにします。間違って原本をダンボールのなかに入れて配送してしまうと、紛失などのトラブルに発展する可能性があるので間違えないようにしましょう。

仮に、ダンボールのなかに身分証のコピーを入れ忘れてしまったときは、査定のみサービスを利用できます。サービスを申し込んだ人と住所が一致しているかどうかを確認しなければいけないので、商品の売却はできません。こちらの場合は、業者から連絡が入るときがあるので、業者の指示に従いましょう。商品を配送業者に渡した直後に気が付いた場合は、郵送で身分証のコピーを送るなどの対応をする前に、慌てることなく業者に連絡を入れましょう。

そして、スタッフが自宅などを訪問して商品を買い取る出張サービスでも身分証が必須です。店舗に商品を持ち込んで買い取ってもらうときと同じように、査定が終了したタイミングで身分証を提示します。コピーではなく原本を見せましょう。その後に現金が支払われます。出張サービスの場合は、多くの人が自宅でサービスを受けることになるので、どこに身分証を収納しているのか忘れてしまわないようにしましょう。サービスを利用する前に準備しておくことをおすすめします。

なりすましを防止している

初めてサービスを利用するときだけではなく、サービスを利用するたびに身分証を提示しなければいけません。店舗にもよりますが、2回目以降の顧客には、会員番号と電話番号などをスタッフに伝えるだけで、サービスが利用できるようになっている場合があります。

ただし、このような確認方法では、なりすましを完全に防止できません。何度も出張買取のサービスを利用する人のなかには、毎回提示するのが面倒であると感じている人もいるでしょう。しかし、なりすましを防止するために必要な施策であることを理解して、商品を売却しましょう。

コピーを保管している店舗もある

すべての店舗ではありませんが、身分証のコピーを保管している店舗があります。こちらは法律上問題の無い行為です。店舗のルールとして取り組んでいる場合がほとんどでしょう。不正品を売却したことが明らかになったときに、警察に身分証のコピーを提示できるようになっています。そのため、顔写真付きの身分証の提示を求めている店舗が多くなっています。

1万円未満の買取では免除されるときがある

書籍、バイク、CDなどを売却するときは、金額の大きさに関係なく身分証を提示しなければいけません。1万円未満の場合は免除されるときがありますが、慣習的に身分証の提示を求めている場合がほとんどです。

コピーが悪用されることはほとんどない

本社が顧客情報として、身分証のコピーを保管することはありません。店舗ごとに保管するようになっているので、外部に持ち出されることがありません。そのため、コピーが流出する事案や悪用されることはほとんどないでしょう。

店舗が窃盗被害に遭ったときにコピーが悪用されないのか

顧客情報を保管している書庫から帳簿が持ち出されたときは、警察署に届出を提出するので安心してください。

店舗のスタッフが情報を悪用する可能性はあるのか

これまで身分証のコピーを悪用した事案が発生したことはありません。今後発生する可能性はゼロではありませんが、可能性は低いでしょう。これまで、本人確認を怠った事案や帳簿の不備が発見された事案は公開されています。

法律でコピーが禁止されているもの

健康保険証や住民票などの個人番号は、コピーが禁止されています。そのため、コピーをとられて困る部分は、ビニール製のカードカバーを装着しましょう。

どのような身分証が利用できるのか

一般的に1種類のみ利用できるというわけではありません。運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなどが該当します。店舗ごとに利用できる身分証が異なるので、ホームページの内容を確認しましょう。未成年は商品を売却できないので、保護者の同意を得る必要があります。

身分証と違う住所には来てもらえる？

基本的には現住所に出張するようになっています。申し込んだ住所と身分証の住所が異なると、商品を売却できない可能性があります。

現住所のみ買取できる

身分証明書に記載されている住所のみ買取できるようになっています。また、店舗から指定されている身分証が準備されていないときは、内容の確認などに時間がかかってしまうので注意しましょう。業者にもよりますが、指定した身分証以外は対応しない場合もあるので、指定されたものを最初から準備しておきましょう。

身分証と違う住所で対応できる場合

まずはサービスを利用する前に問い合わせましょう。店舗にもよりますが、サービスを利用できる場合があります。対応が難しい場合は、店舗に商品を持ち込む方法を選択しましょう。

正当な理由がある場合は対応してもらえる

たとえば、出張などの理由で、一時的に現住所で生活を送っていないときは、その旨を業者に伝えることで対応してもらえる場合があります。ただし、このような場合は、公共料金の請求書やハガキを提示する必要があります。

業者は、一時的に現住所とは異なる場所で生活を送っていることを把握しなければいけません。ただし、すべての業者が対応してくれるとは限らないので、商品の売却を検討している人は、サービスを利用する前に質問しておきましょう。

サービスを利用するまでに時間がかかる可能性がある

現住所でサービスを利用するときは、出張買取を希望する日時と住所を伝えるだけで、調整をほとんど行う必要がありません。指定した日時と場所にスタッフが訪問してくれるので、そのときまでに売却したい商品と身分証を準備するだけで問題ありません。

しかし、身分証と違う住所でサービスを利用するときは、すぐに商品を売却して現金化したいと思っていてもスムーズに進行しない場合があります。業者もイレギュラーの対応となるので、業務に慣れていない人であれば時間がかかることが予想されます。そのため、こちらの方法以外で商品を売却することも検討しましょう。

まとめ

法律で身分証の提示が定められているので、どのような買取方法を選択しても、それを避けられないようになっています。身分証に記載されている住所とは異なる場所にスタッフに訪問してもらうときは、事前にその旨を店舗に伝えておきましょう。対応が難しいと伝えられたときは、店舗に商品を持ち込む方法を選択すると良いでしょう。